ボランティアを募集するには
具体的な募集方法について
自らの組織が作成している会報やチラシ、ホームページでボランティアの募集を呼びかけるほか、他の機関を活用した主な情報の発信方法として、次のようなものがあります。
地域の関係団体を活用
チラシ等を作って、お近くの社会福祉協議会、役場、公民館、学校などのリーフレットスタンドへの配置や閲覧板掲載等をお願いする。
高知県ボランティア・NPOセンターの情報ツールを活用
ピッピネット(インターネットによる募集情報を発信)
ボランティア募集情報サービス(ボランティアを探している方と企業にメール・郵送等で毎月10日前後に募集情報を提供)
*ボランティア募集の申込書:エクセルファイル.xlsx/PDFファイル.pdf
*「ボランティア募集情報」掲載依頼フォーム https://www.pippikochi.or.jp/volunteer_form.cgi
マスコミを活用
新聞、テレビ、ラジオにより、募集情報を発信(広告は有料)
(マスコミ各社に主旨を理解してもらい、記事などに取り上げてもらうよう、取材依頼、告知協力依頼をする。)
また、各市町村社会福祉協議会に相談をすれば、ボランティアを紹介してくれる場合もあります。
いずれにしても、募集したい対象が不特定多数なのか、専門知識・技術を有する人なのか、具体的な活動内容などを明確にすることが必要です。
ボランティアを募集する前に考えておきたいこと (※組織のみんなで共有しましょう。)
ボランティアとは?
ちょっとした時間に、無理せず、楽しみながらできる。それがボランティア。
詳しくは、「ボランティアはじめの一歩」をご覧ください。
ボランティアを受入れる意味や目的は何でしょう?
組織の中に、ボランティアについての理解が不十分な人や受入れを負担に感じている人がいると、ボランティアへの対応がおろそかになったり、一部の人の不用意な言動からボランティアのやる気をそいでしまう、ということがあるかもしれません。
ボランティアについての理解を深めたうえで、組織として受入れる意味や目的を全体で共有しておくことが大切です。
* なぜボランティアが必要なのでしょうか?
* ボランティアにどのようなことを期待しているのでしょうか?
* 具体的にどのような活動をしてもらいたいのでしょうか? など
また、これらをボランティアにしっかり伝えることも重要です。
ボランティアは仲間
NPOにとって、ボランティアは、組織のミッション(活動目的)に賛同して、活動に参加したり、お手伝いをしてくれたりする存在です。
ボランティアを含め多くの人を活動に巻き込み、また支援者を増やしていくことによって、活動目的の達成や、活動への理解を深めたり、社会問題への理解・関心を広めることにつながります。
ボランティアは職員とは違う価値を生み出してくれる
福祉施設や病院、文化・教育施設等にとって、ボランティアは職員とは違う役割を担い、職員とは異なる価値を生み出してくれる存在です。
ボランティアを受入れる効果やメリットとして、「利用者の満足度の向上」や「利用者へのサービス(質・量)の向上」がよく挙げられます。特に福祉施設や病院においては、職員だけではなかなか手の行き届かない、お話し相手、外出の付き添い、レクリエーション活動の充実などに、ボランティアがそれぞれの専門性や経験等を活かしながら関わってくれることで、利用者の生活に潤いをもたらすことができるということが大きいのではないでしょうか。
決して、「職員の不足を補う人」や「アルバイトの代わり」ではない、と理解することが必要です。
お互いがメリットを感じられる関係を
スタッフ、ボランティア、利用者のそれぞれがメリットを感じられるようにするには、気を配り、コーディネート(調整)すること(ボランティアコーディネーター等については、下記をご参照ください。)が不可欠です。
受入れ側はボランティアの効果を実感できる、そしてボランティアはやりがいをもって活動できる。そんなお互いがメリットを感じられる関係づくりを目指しましょう。
研修があります
高知県ボランティア・NPOセンターでは、「ボランティア受入れのための実践講座」を毎年開催しています。高知県内で実際にボランティアの受入れを行っている組織の具体的な事例から、ボランティアを受入れる意味や受入れの準備・体制、留意点等を学べる研修です。
ボランティアの受入れを考えている組織や受入れで悩まれている組織は、ぜひご参加ください。なお、開催案内はトップページのお知らせに掲載します。
その他、全国規模のものでは、特定非営利活動法人日本ボランティアコーディネーター協会(JVCA)が、ボランティア受入れの基礎や、コーディネーターの養成に関する研修等を開催しています。関心のある方は、日本ボランティアコーディネーター協会のホームページ(http://www.jvca2001.org/)をぜひご覧ください。
ボランティア活動中の事故を補償する保険制度
ボランティア活動保険
日本国内におけるボランティア活動中に起こる様々な事故に対する備えとして、ボランティア活動者のための補償制度です。詳しくは、下記ホームページをご覧ください。
ボランティア活動保険
ボランティア行事用保険
団体・グループ及び社会福祉協議会などが主催者となり地域福祉活動の一環として行う各種行事における様々な事故に対しての補償制度です。詳しくは、下記ホームページをご覧ください。
ボランティア行事用保険
お申込み・お問合せは、高知県ボランティア・NPOセンター、またはお近くの市町村社会福祉協議会にご連絡ください。